
昭和初期/絹本着色
晴れ着姿で羽根つきを楽しむ、懐かしい正月の光景。
最近では、見られなくなりましたが、羽根を打つ乾いた響きが
耳に蘇ってくるようです。
梅の枝が、S字を描くように配され、画面に動きと奥行きを与えています。
手前の女性は、振袖の長い袂を左手で押さえ、これから突く羽根を追う眼差しも真剣ですが、
画面奥の女性は、その様子を眺めるかのように微笑みを浮かべています。
紅白の梅に加え、羽子板には竹が、帯には石榴(ざくろ)が描かれ、
新春にふさわしく縁起のよい意匠が凝らされています。
夢二郷土美術館
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