
大正4年(1915)/絹本着色
歌舞伎の人気演目となっている『仮名手本忠臣蔵』の七段目「一力茶屋」には、
主君の仇討ちを胸に秘めながら、夜毎祗園へ通い、遊蕩にふける
大星由良助(大石内蔵助)と、周囲の人間模様が描かれています。
「一力」は、賑やかな三味の音にのって、由良助が遊女たちと戯れながら登場する場面。
夢二は、平面でありながら、折れにより独特の空間を生み出す屏風の性質を活かし、
由良助と三人の遊女たちを効果的に配置することで、画面に動きを与えています。
対をなす「こたつ」との、“動”と“静”の対比も興味深い夢二最大の作品です。
夢二郷土美術館
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