
昭和初期/絹本着色
ショートヘアに赤いワンピースと、モダンな装いの女性が座っているのは
夢二自らの設計によるアトリエ付住居「少年山荘」のテラス。
大きな十字架模様のテーブルクロス、秋の果物を盛った竹籠などから、
夢二の暮らしへのこだわりやセンスがうかがえます。
斬新なスタイルに身を包みながら、うつろな表情を浮かべる女性の心の内を物語るのは
向かいの空いた椅子と、一客のティーカップ。
葡萄棚とその支柱によって囲まれ、閉じた画面空間も、女性の孤独感を際立たせています。
この作品は、男性像と女性像それぞれを二曲の屏風に配し、一双とした「憩い」の右隻です。
夢二郷土美術館
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