
昭和7年(1932)/カンバス・油彩
幼い頃からの外国への憧れと、新境地開拓への望みを抱いて、
昭和6年(1931)、夢二はアメリカに渡ります。
折しも、不況下で思うように絵は売れず、体調にも不安を抱えた夢二に、
カリフォルニアの日系人たちは協力を惜しまなかったと言います。
この作品を購入した日系人は、太平洋戦争下の収容所生活の間も手放すことなく
守り伝え、戦後半世紀を経て、日本へ、故郷へ帰ってきた貴重な作品です。
ワイニマはロサンゼルスの北方に位置する西海岸の町。
画面中央へと力強く突き出た桟橋や、波立つ群青の海に、
自分の納得のいく美を追求し続けた、夢二最晩年の気迫が感じられます。
夢二郷土美術館
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