
昭和8年(1933)/紙・ペン、水彩
公園の昼下がり、思い思いにくつろぐ人々の姿がペンを用いて軽快に描写され、
水彩絵具による的確な表現は明るい陽光を感じさせます。
現代的なセンスを感じさせるこの作品は、竹久夢二がドイツのベルリン市西部にある
ウィッテルスバッヒャー広場の光景を描いたものです。両端の人物の半身を画面外へ
意識的に切り取った斬新な構図は、小さな画面(縦27×横24cm)に広がりを与えています。
夢二がアメリカを経てヨーロッパに渡ったのは、昭和7年(1932)10月のこと。
約10か月間滞在し、ベルリンを中心にウィーン、パリ、リヨンなど各地を巡りました。
昭和8年4月から約2か月間、イッテン・シューレで日本画の講師を務めた際の講義テキスト
「日本画についての概念」は、夢二の芸術論として殊に有名です。
夢二郷土美術館
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